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現在は2歳の子どもを育てている、すぴこと申します。私は妊娠中に胎児が小さく、胎児発育不全で管理入院した経験があります。
胎児の成長について指摘されると誰しも不安になりますよね。

胎児が小さいと言われたけど、何か問題があるのかな…?
私も当時はとても不安でした。
妊婦検診のエコー検査ではいつも何度も測り直され、不穏な空気になって辛かった記憶があります。
この記事では私の実体験をもとに、
・胎児発育不全の概要
・入院するまでの経過
・管理入院中の生活について
・出産とその後の経過について
を書いていきたいと思います。
この記事を読んでくださる方は、おそらく胎児が小さいなどの不安を持たれているのではないかと思います。
皆様の不安な気持ちが少しでも解消されますように。
胎児発育不全(遅延)とは
胎児発育不全とは、何らかの理由で胎児の発育が基準より遅れている状態。
妊婦の約7%が該当し、原因がわからないケースも多くみられる。
私は初めての妊娠だったこともあり、妊娠中に問題が起こることは稀だと思っていました。
しかし、周囲の人に管理入院した話をしてみると、妊娠中にトラブルがあった人も意外と多いことがわかりました。
現に、同時期に妊娠した友人も胎児発育不全と診断され入院していました。(今は元気に育っています。)
妊娠中に胎児が小さいことや、管理入院になることも決して珍しいことではないようです。
妊娠中の経過について

↑実際の私のエコー検査の数値です。(25週〜30週目まで)
こちらのグラフには載っておりませんが、10週あたりからすでに小さめでした。
ずっと成長曲線のギリギリに沿って成長しており、曲線を外れてしまったのは30週目でした。
元々は小さなクリニックで検診を受けており、30週の検診の日の最後に先生からこんなことを言われました。

赤ちゃんが小さめだから紹介状を書いておきます。できるだけ早く総合病院で診てもらってください。
総合病院への転院
クリニックで紹介状をもらった翌日、総合病院に行き超音波検査をしてもらいました。
検査の結果、やはり胎児が小さい+成長も止まっている可能性があるとのことで急遽入院となりました。
入院期間は検査結果次第で決定。最低2週間、長ければ出産まで入院とのことでした。
一度自宅に戻ることもできず、夫に荷物を持ってきてもらい、入院生活が始まりました。
まさか即入院になるとは思っていなかったため、急に不安が押し寄せてきました。

人生初の入院だ。入院するほど深刻なのか・・・。
トボトボ病室へ向かっていると、エレベーターで先生が声をかけてくださいました。

急でびっくりしましたよね。でも家にいるとご飯を作ったり掃除をしたり、なかなか休まらないでしょう。ここにいる間は休憩と思ってゆっくりしてくださいね。
確かにそういう風に捉えることもできますよね。
ストレスを溜めないためにも少し視点を変えることも大事だなと思いました。
入院中は、検査でしっかり調べてもらうことができましたし、なにかあったときにすぐ対応してもらえる安心感もありました。
管理入院中の生活について①(スケジュール)
30週から2週間管理入院しました。
突然の入院だったので、自分で入院準備をする暇もなく、夫に必要なものを持ってきてもらいました。化粧品の種類や置き場所など、自分にしかわからないものもあったので探して持ってきてもらうのに苦労しました。(妊娠後期に入る、28週目くらいに準備しておくべきだったと反省。)
入院中の過ごし方は病院によって違うかもしれませんが、一例としてご参考になればと思います。
<1日のスケジュール>
6:00 胎児モニタリング検査
7:30 朝食
9:00 回診、体温と血圧測定
11:00 胎児モニタリング検査 → 終わり次第昼食
17:00 胎児モニタリング検査
18:30 夕食
20:00 胎児モニタリング検査
21:00 消灯
胎児モニタリングが長いと30分以上かかる時もあり、意外と1日があっという間に終わりました。
お風呂は予約制で空いている時間に入っていました。
検査の時以外は特にすることがないので、音楽を聴いたり、本を読んだりしていました。病院に名前事典が置いてあったので、子どもの名前も考えました。
(私が入院していた時期はコロナ禍で面会も禁止だったため、心細かったです…)
管理入院中の生活について②(食事)
<入院中の食事>

総合病院に入院したため、食事は the 病院食 という感じ。
食事の量は発育不全だからといって多いわけではなく、他の方と同じです。
自分で作らなくても毎食決まった時間にご飯を食べられるのでありがたかったです。
入院したお陰で、食事内容も更に気をつけるようになりましたし、生活リズムも整いました。
出産とその後の経過
管理入院中に色々検査したものの、結局胎児が小さい原因はわかりませんでした。
胎児は小さいがおそらく問題ないだろうとのことで、一度退院することになりました。(32週頃)
分娩方法は、妊娠中期からずっと逆子だったので予定帝王切開になると伝えられました。
しかし、予定帝王切開の術前検査に行ったらまさかの逆子がなおっており、普通分娩に変更しましょうと先生からお話しが!!
普通分娩で頑張るぞ!と喜んでいたのも束の間、今度はなかなか陣痛が来ず・・・。
予定日を超過してからは、陣痛を促すためにウォーキングをしてみたり、骨盤ストレッチをしてみたり色々試みました。
結局予定日を12日ほど超過し、41週5日目の早朝に破水→緊急帝王切開にて出産しました。

結局最後は帝王切開に・・・紆余曲折あったけど無事産まれた!
2週間近く予定日を超過したこともあり、出生体重は約3000g。
予定日の少し前の超音波検診ではやはり小さいと言われていましたが、出産までの間に少しづつ成長していたようです。
胎児が小さいと言われていた原因は出産後もわかりませんでした。胎児の体勢などによって、エコー検査の数値に誤差がでることもあるようなので、それも一因だったのかもしれません。
今では子どもは2歳になりました。やはり体は小さめではあるものの、成長曲線内ですくすく育っています。大きな病気にかかることもなく毎日元気に過ごしています。
最後に、胎児発育不全で悩んでいる方へ伝えたいこと
私自身、妊娠中はインターネットで色んな情報を見ては、落ち込んだり自分を責めてしまったりの日々でした。
妊婦健診の度に、また大きくなっていなかったらどうしよう…とエコーに表示される数値ばかりを気にしていました。
ある日、思い切って先生に「何か問題があるんでしょうか?」と聞いてみました。
先生は、「問題はないんですよ。大人でも大きい人や小さい人がいるように、赤ちゃんにも大きい小さいがある。私以外にも色んな医者がエコーをみて何も原因が見つからなかったので、個性なんだと思いますよ。」とおっしゃっていました。
何度も妊婦検診を受けている中で問題を指摘されていないのなら、それは個性なのかもしれません。
インターネット上にネガティブな情報も多い中で、私のように何事もなく出産したケースもあると知っていただければ安心できる方もいるのではないかと思い、この記事を書きました。
赤ちゃんが小さくて不安で仕方ない方が、少しでもラクになれますように。


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