今まで計8回引越しをしている私が、引越し費用を安くするための方法をご紹介します。
以前、友人と引っ越し費用についてこんなやりとりをしました。

同じ時期に引っ越したけど、費用どのくらいかかった?

大体○万円だったよ〜!

ええ!私の半分くらいの金額じゃん!!
同じ時期に同じような条件で引っ越しをする場合でも、業者の選び方や交渉次第で金額に差が出ることがあるようです。
私も初めての引越しの時は右も左もわからない状態だったので、言われるがままに、おそらく相場よりも高い費用で引越しをしていました。
しかし、引越し回数が増え、営業の方のお話を聞いたり情報収集をしたりするうちに、いくつかのポイントやコツがわかってきました。
今回は私の実体験をもとに、費用を安くおさえるための5つのポイントをお話したいと思います。
これから引越しをされる方の参考になれば幸いです。
忙しい時期・時間帯を避ける
当然ですが、繁忙期か閑散期か?平日か土日か?大安か仏滅か?によって価格は違ってきます。
急ぎの引越しでなければ、うまくスケジュールを調整して安く済ませたいですよね。
引越しの繁忙期はいつ??
3月中旬から4月上旬あたりがピーク。
進学や就職、転勤などにより引越しが集中するので、急ぎでなければこの時期は避けたいものです。
予約が取りにくく、料金も通常の1.5~2倍ほど高くなる場合もあります。
当然、価格の交渉も難しいです。
日中の予約が埋まってしまい、深夜便を提案されることもあります。
もしこの時期に引越しを考えている場合は、一刻も早く見積もりをとることをおすすめします。
また、9月上旬〜中旬にかけても異動・転勤が多い時期ですので、少し費用が高くなります。
平日か休日か。六曜も関係する??
平日に比べて休日の方がやはり費用は高くなります。
また、大安や友引など六曜が良い日は高めになる傾向があります。
気になる方は事前にチェックしておくと良いです。
可能であればフリー便を!
時間にこだわらないのであれば、フリー便を利用するとお得です。
フリー便=引越し業者が当日に指定する時間帯に作業を行うプランのこと。
午前・午後・夕方などのざっくりした指定はできることもありますが、細かい時間の確約はできません。
時間に余裕がある方は利用すると良いでしょう。
キャンペーンや安いプランを利用する
業者にもよりますが、JAF会員の割引やクレジットカードの優待がある場合があります。
また、以前利用したことがある引越し業者の場合、リピーター割引をしてくれることも。見積もりの際に確認してみましょう。
プランについては、セルフプランを選択すると節約になります。
セルフプラン=荷物の搬出・輸送・搬入以外は基本的に自分でやるというプランです。(家具や大型家電の荷造りは業者さんがやってくれる場合が多いです。)
見積もりをとって交渉
見積もりをとる前に、相場を調査しておきましょう。
相場は時期や条件によって異なるため、それも考慮して調べましょう。
引越し費用の相場を確認
引越し費用の相場は、移動距離や荷物の量、時期、業者などによって変わりますが、一般的な目安を簡単にまとめました。
参考にしていただけたら幸いです。
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出典:引越し侍 https://hikkoshizamurai.jp/
こちらは通常期の平均費用となっておりますので、繁忙期の場合や荷物の量が多い場合は約1.5~2倍ほど高くなると予想されます。
見積もりの注意点
さて、次は見積もりの際の注意点です。
1社のみで決めようとしている方!!
ちょっと待ってください!!
価格交渉するなら、相見積もり(複数業者に依頼)した方が良いです。
いくつかの業者を比較することで、価格交渉しやすくなりますし、自分に合った業者を見つけることができます。
見積もり依頼は、便利な一括見積もりも可能です。
私はいつも、引越し侍という一括見積もりサイトを使っています。
実際の交渉例
次に実際の交渉例を紹介します。

この条件ですと、〇万円になります。
最初の価格提示は相場よりかなり高い場合が多いです。
高すぎて毎回驚きます。(相場を調べていない人だと、こんなものか〜とそのまま契約してしまう人もいるかもしれません。)

ネットで色々調べてみて、相場だと〇万円くらいと見たのですが・・・

そうですか。ちょっと待ってくださいね。(会社の人に電話で相談してくれる)
今、上司と色々相談しまして(理由はその時によって様々)〇万円まで下げられそうです!

ありがとうございます。恐縮ですが、他の業者さんにもお話を伺いたいので一度検討させていただいてもよろしいでしょうか。

そうですか。少しお待ちください。(会社の人に電話で相談してくれる)
今決めていただけたら〇万円まで下げられます!(最初に提示された価格の半額以下!!)
私は上手に交渉できるようなタイプではないですが、相場の話と相見積もりの話だけでかなり安くなりました。
経験上、1社目の見積もりより2社目の見積もりの方が若干安くなることが多いです。
価格以外の部分も良い印象が持てれば1社目で即決してしまっても良いです。
ただ、引越しが初めての方やじっくり決めたいという方は、他の業者さんとも比較した上で決めたほうが後悔するリスクを減らせると思います。
相見積もりすると、適正価格を知ることができるだけではなく、価格以外の部分も総合的に比較できるのでおすすめです。
リユースダンボールを利用する
業者によっては、リユースダンボールの利用で割引になる場合があります。
他の人が使ったダンボールを使用することに抵抗がない人は活用するとお得です。
また、使用後のダンボールの回収に、3000円ほどの費用がかかる場合があります。
マンションなどの集合住宅の場合、引越し業者の名前が入ったダンボールは回収してもらえない場合も多いです。
回収ボックスに持ち込んだり、資源ごみに出したりと、自分で処分できると費用削減になります。
※自治体などのルール従って処分をお願いいたします。
個人業者を利用する
ジモティやくらしのマーケット、赤帽などを利用するという手段もあります。特に単身の方や、荷物が少ない方におすすめです。
個人業者を利用すると安く済む場合が多いですが、デメリットや注意点もいくつかあります。
個人業者のメリット
マニュアルに縛られず、依頼者の希望に柔軟に対応してくれることが多いです。
例えば、「夜間や早朝の引っ越し」「家具の解体・組み立て」など、相談次第で融通が利くことがあります。
荷物が少ない単身者や学生、近距離の引っ越しなら、大手に頼むよりコスパが良く、無駄なサービスを省けます。
個人業者のデメリット
個人業者は、信頼できるかどうかの判断が難しく、トラブルになるリスクもあります。
万が一の補償が不十分な場合もあるので、事前に契約内容をしっかり確認する必要があります。
また、作業の丁寧さや技術が大手と比べて劣る場合があります。
個人業者を選ぶ際の注意点
個人業者を利用する場合は、事前に口コミや評判をチェックし、契約内容をしっかり確認することが重要です。
補償や対応力に不安がある場合は、大手業者と比較して検討することをおすすめします。
<番外編> 冷蔵庫マットなどの押し売り。実際使った感想
大手の引越し業者を利用すると、引越し当日に「洗濯機のかさ上げや冷蔵庫下のマットなど買いませんか?」と営業をかけられます。
ゴリ押しされるとついつい買ってしまいそうになるのですが、個人的には不要派です。
理由は、あって損はないけれど、なくても困らないからです。
洗濯機のかさ上げに関しては、掃除がしやすくなるというメリットがあるので、あれば便利だと思います。
冷蔵庫マットは以前一度だけ購入しましたが、引越しを繰り返すうちに行方不明になってしまいました。(効果もよく分からず・・・。)
その後マットを敷かず生活していますが、結局なくても問題ありません。
とはいえ、やっぱり気になるという方や新築だから準備したいという方は、念の為に購入するのも良いと思います。
最後に
今回は、引越し費用を安くおさえるコツについて実体験をふまえて紹介しました。
引越し業者の方曰く、業者選びで後悔する人が結構多いとのことです。
業者選びの際は、価格はもちろんのこと、サービスや対応力にも目を向けてみると良いでしょう。
みなさまが無事引越しを終えられますように。
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